自己愛性人格障害というものを知って、、、

今になって分かる、自己愛性人格障害者と過ごした日々の不可解

料理

料理ネタでは、いろいろあります。

 

奴は、自称:シェフと言っていました。

食品衛生責任者の資格があるとかで、燻製したベーコンやらハムやらを、売ったりレストランに卸しているとか言っていました。(今思えば、それもどこまで本当なのやらと思うくらい、数えられるくらいしか、燻製していた様子もなかったし、燻製したというベーコンを食べさせて貰ったのは、付き合う前の一回だけでした。)

 

ともあれ、料理が得意とのことで、付き合い初めから、しばらくの間は、確かにマメにいろいろ作ってくれていました。

手の込んだもの、私が日頃作らないものも多々あり、その時は素直にすごい!と、喜んで頂いていたけれど、、、

 

とにかく、自分の料理への絶賛がすごい。

「僕の作る〇〇は、本当に特別」

「僕の作る〇〇は、娘も元嫁も大好きで、いつも、作ってくれとせがんできた」

「僕が〇〇を作ると、みんなが、おかわりおかわりと言ってくる」

 

普通に、おいしいんですけど、、、

あくまでも、ふつうに。。。

誰かが、自分のために料理してくれたなら、無条件に嬉しいし、美味しくないと思うことなど、そうそうないですが、作った本人の自己評価があまりに高いのも、なんだか違和感を感じていました。

 

そして、申し訳ないけど、失敗もちょいちょいありました。

柔らか過ぎて、食感がいけていないパスタ

こげこげのパンケーキ

しょっぱくて舌が痛くなるガーリックトースト

火の通っていない、半ナマさつまいも

 

意地悪で言っいるのではありません。

本当に、堪え難いくらいひどい時もあり、少々なら、「おいしい」と言って、頂いていたのですが、あんまりの時、何度か「これはちょっと、、、」と、正直に伝えると、あからさまに怒ります。これじゃ、美味しくなくても、美味しいって、食べるしかない、、、みたいになっていまた。

 

私も料理が大好きで、、、

どちらかというと、私も作って振る舞いたい側なのだけれど、ま〜、私の料理は、褒めない、食べない、、、「僕を料理で喜ばすことは不可能だ」とまで言われました。

食べないか、食べてもちょっとだけ、、、そして、感想を聞いても、大抵「OK」のひとこと。奴は、食物アレルギーで食べられないものが多く、それをよけて、これだったら好きかな?と思うものを、心を込めてつくってみるのですが、ほんと、「おいしい」と言ってくれることがなく、へこみました。

一度だけ、「おいしかった。ありがとう。」言われたことがあって、その時に、「はじめて褒めてくれた!」と、喜び、「私はいつも美味しいっ!って、いっぱい食べるのに、いつも、食べてくれないか、たべても、"OK"としか言ってくれないから、悲しい」と伝えると、、、

 

「ごめん。ごめん。今度からは、、、」みたいな反応を期待していたのだけれど、、、

 

必殺「激怒」でした。。。

「僕は、食べることも、おいしいと言うことも、一度も強要した事はない!」と。

 

、、、って、そうじゃないですよね?

そりゃ、確かに強要はされてないけど、、、

そうじゃない!

でも、分かってもらえる訳もなく、自分の気持ちは飲み込むしかなく、モヤモヤが蓄積されていきました。

 

お米が好きではないと言っていました。

食文化も違うから、仕方ないとは思いますが、お米大好き日本人の私としては、辛いものがありました。奴との食事は、ほぼ米なし。

それは、いいんだけれど、、、

そのくせ、カツ丼は食べるとか、コンビニおにぎり、わざわざ買って食べるとか、、、あれっ?て感じでした。

 

ある時、奴が、辛い物好きだから、麻婆豆腐を作り、、、私は、ごはんにかけて、麻婆丼にしたのですが、米が嫌いというから、奴の分は、麻婆豆腐と、、、何にする?と聞くと、

「僕のごはんは?」と、怒り始めました。お米を出したら怒るから、気を遣ったのですが、ほんと、何が正解か、分かりませんでした。

 

カツが好きだから、チキンカツを作り、半分は塩コショウで、半分はカレーパウダーで、味付けしたら、「なんでカレー味なんだっ!」って、怒り始めました。玉ねぎアレルギーがあるから、オニオンの入ってないカレーパウダーを見つけて、使ったのに。。。ちなみに、奴は、カレーは、大好物なはずなんです。

しかも、その日に限って、「とんかつソースは?」と言われ、「ない」と言うとまたドッカン!それまで、とんかつソースをうちで使ったこともなく、奴も、うちにとんかつソースないこと、知っていたはずなのに。。。

 

こんな状態だったから、奴のために、料理をするのは、だんだん苦痛でしかなくなってきたある日、「今日は何か作ってくれ」と言われ、確実に、奴が好きな、焼きそばを作ることにしました。焼きそばは、日頃から好きだと言い、何度か一緒に食べていたので、間違いないだろうと。私も、夜10時まで仕事で、そこから作るのしんどく、簡単なものでいいや!と、いう気持ちもあり、、、

 

焼きそばを見た瞬間、なぜか、不機嫌モードに、、、今回は、どおした?と思うと、

「何で、やきそばなんだ?」

「元嫁は、焼きそばかお好み焼きしか作らなかった!」

「一週間毎日、焼きそばとお好み焼きしか出てこないというめに、あったことあるか?」

と、怒涛の怒り。これが、自己愛憤怒というやつだったのでしょうか?

怒りのツボ、全く分かりません。

「焼きそばもお好み焼きも、好きって言ったじゃ〜ん!何度も一緒に食べたじゃ〜ん!」、、、って感じです。元嫁の事なんか、知りません。元嫁さんを、悪者のように言っていましたが、元嫁さんも、相当、苦しんだんだろうな〜。結婚生活、20年越えのはずですから。。。私は1年半足らずで、ズタボロです。

 

ある時は、メイン料理作るから、サラダ作れと言われ、その時、仕事後で疲れていて、作る元気が無かったので、「いやだ」と言うと、怒りスイッチオン!

「僕の頼みを断った、、、」と。

このくらいの事で、怒るはずかないから、冗談かと思ったら、結構なお怒りでした。

別に、どうしても私が作ったサラダが食べたかった訳でもないだろうに、ただただ、私が奴の指示に従わなかったのが、気に食わなかったのでしょう。。。

 

こんな、ちょっとした事が、数え切れないくらいありました。

 

も、いつ、何にキレるか分からないから、気を遣いっ放し。しかも、どんなに気をつけても、確実にキレられるから、お手上げ状態でした。

 

そんな風に、気を遣わずに、過ごせる毎日、本当に幸せです。